この副読本の使い方
持続性を欠いた社会は、わたしたちや他の生き物、次の世代の人々にとって、とても生きづらいものとなります。 一方で、いつまでも壊れないで続けることができる社会を、「持続可能な社会」と呼んでいます。 持続可能な社会って、どんな社会でしょうか?そのイメージに近づけるために、どんなことができるでしょうか?
この副読本は、4つのテーマに分かれていて、
それぞれの問題と、解決に向けた川崎市での取組について書かれています。あなたが興味を持ったところから読み始めてください。そして、未来の社会を想像して、行動に移してみてください。
SDGsとのつながり
貧困、紛争、気候変動、感染症。人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。このままでは、人類が安定してこの世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。
そんな危機感から、世界中のさまざまな立場の人々が話し合い、課題を整理し、解決方法を考え、2030年までに達成すべき具体的な目標を立てました。それが「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」です。
川崎市では、2030年のあるべき姿として、SDGsの目標と同様の方向性である「成長と成熟の調和による持続可能な最幸のまちかわさき」 を掲げています。みなさんのどんな行動が、「最幸のまち」につながるか、SDGsの目標を達成するためにどんなことができるか、考えて行動してみましょう。
くらしと環境を考える4つのテーマ
自分にできることって
なんだろう?
この副読本では、環境がわたしたちの生活に深く結びついていること、そしてその環境が努力なしでは保てないことを学習します。この本で学んだことをステップとして、社会の一員として「持続可能な社会」を創るためにどう考え、何をすべきかを考えることが大切です。