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目次

  1. 多くの働きを担う「みどり」を大切にしよう!
  2. 川崎市の豊かな自然
  3. 自然と共に生きる「生物多様性」

1.多くの働きを担う「みどり」を大切にしよう!

わたしたちの周りにある花や木々の「みどり」は、わたしたちの生活に様々な恩恵を与えてくれています。

その働きは予想以上に多岐にわたります。 わたしたちの健康や活力の源になったり、人間を含む生き物が生きていくための環境を保ったり、景観の保持、歴史資源の継承、観光資源の創出などわたしたちの生活に潤いを与えてくれます。

また、地震などのときの避難場所になったり、火災の延焼を防いだり、災害による被害を軽減するために役立っています。

そんな多才な「みどり」の保全、育成、創出、活用のため、川崎市でも市民のみなさんといっしょにいろいろな取組を行っています。

市制100周年の節目の年である令和6(2024)年度には、わたしたちみんなでみどりを守り育てていくため、多様なみどりとふれ合い、その大切さを感じ、学ぶきっかけとして全国都市緑化かわさきフェアを開催します。

  • 「みどり」を守る
    (保全活動)

    小学生によるシノダケ刈り(岡上丸山特別緑地保全地区)
  • 「みどり」を増やす
    (植樹祭)

    市民150万本植樹運動(古市場第2公園)
  • 「みどり」を育てる
    (花壇づくり)

    市民協働による花壇づくり(夢見ヶ崎公園)
  • 「みどり」を活かす
    (自然体験)

    みどりにふれ合い、学ぶ自然体験 (王禅寺四ツ田緑地)

わたしたちも自分ができることから「みどり」を大切にする行いを始めてみましょう。

2.川崎市の豊かな自然

わたしたちの住む川崎市には、海や川、森や畑、緑地や公園があり、そこにはいろいろな植物や動物がいます。生き物がすみやすい多様で豊かな自然があるということは、人間にとっても暮らしやすいということです。

身近なところに緑や生き物を見つけることが難しくなってきた場所もありますが、人間にも生き物にも住み心地のよいまちをつくることが大切です。

動画でチェック!

川崎市の里山

川崎の北部には人の手入れによって守られる昔ながらの美しい風景と、多様な生き物が共生できる環境が広がっています。その中から緑地の保全活動と同時に、昔の里山の文化継承を行っている、生田緑地にある「とんもり谷戸」と、緑地保全と利活用の好循環を目指している「王禅寺四ツ田緑地」を紹介します。

多摩川の生き物

南北に長い川崎に沿って流れる多摩川とその流域では、多種多様な生き物が見られます。「大師河原干潟館」では、干潟について学び、干潟に暮らす鳥類などを観察できます。また、カワスイ(川崎水族館)には多摩川ゾーンがあり、 多摩川の水辺の多様な生き物を見ることができます。

3.自然と共に生きる「生物多様性」

地球上では、約175万種の生き物がいるといわれており、それぞれが他の生き物とつながり合っています。生き物の活動は、わたしたちにとって、きれいな大気や水、快適な気候、美しい四季などの住み良い環境を作り出すために重要な役割を果たしています。

約175万種もの生き物がいるなら、何百、何千くらいの生き物が滅びてもたいしたことないな、と思いますか?生き物どうし、食べたり、食べられたり、複雑につながりあっています。ひとつの種が多くの命を支えていることもあり、その影響は計り知れません。生き物の種類が少なくなってしまうと、気候の変化に対応して生き延びたり、進化したりする可能性が低くなります。また、地球上の貴重な資源が失われてしまうことも心配されています。

いろいろな環境でたくさんの種類の生き物が、それぞれ個性をもち、複雑に関わり合っているということを生物の多様性といいます。

わたしたちの暮らしは、豊かな自然の恵みを受け取って成り立っています。この自然の恵みは、多くの生物が関わり合う生物多様性から得られるものであり、生物多様性がわたしたちの暮らしを支えています。この生物多様性を、将来にわたって引き継ぐことが大切なのです。

コラムをチェック!

川崎市内の希少な生き物

わたしたちが暮らす地球上にはたくさんの種類の生き物がいますが、世界中で多くの生き物に絶滅の危険が迫っています。川崎市内にも、絶滅危惧種などの希少な生き物が生息しています。わたしたちみんなで希少な生き物を守っていく必要があります。
川崎市内の希少な生き物をみる

外来種問題ってなに?

もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって持ち込まれた生き物のことを外来種といいます。今、外来種が生態系のバランスを崩すなどして、大きな問題となっています。

市内で見つかった外来種

アライグマ
ガビチョウ
オオキンケイギク

世界各地で、外来種がさまざまな問題を引き起こしています。日本でも外来種の問題はとても深刻です。それではどのような問題が起きているのでしょうか?

わたしたちの日常生活や社会と密接にかかわりを持っている外来種。一度広がると対策をたてるのは大変なので予防が大切です。普段からこの「外来種予防三原則」を心にとめて行動しましょう。

かわさき生き物マップ

かわさき生き物マップは市内の公園や緑地、水辺など身近な自然で見かけた生き物の情報を投稿してもらって、みんなで作る電子地図です。スマートフォンなどから投稿すると地図上に生き物の情報が写真とともに掲載されます。みなさんも、身の回りに目を向けて、身近な生き物情報をよせてください。
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