関連するSDGsのゴール

目次

  1. わたしたちの生活とプラスチック
  2. エネルギー循環型ごみ収集システム
  3. 3R~リデュース・リユース・リサイクル~

1.わたしたちの生活とプラスチック

プラスチックは、軽くて加工しやすい特長から、わたしたちの生活には欠かせない素材になっています。そのため、現在では、多種多様な製品に使用されており、その廃棄物も多量に発生しています。プラスチックは、廃棄物の焼却処理に伴う温室効果ガスの大きな排出要因でもあり、地球温暖化対策においても対応が必要になっています。

川崎市では、2011年からプラスチック製容器包装の分別収集を行っていますが、さらに、マイバッグ・マイボトルの利用促進をはじめとする様々な取組を進め、プラスチックごみの削減やリサイクルを今まで以上に加速させていきます。国では、プラスチックの資源循環を総合的に進めるため、レジ袋有料化などの取組等で意識改革を促進し、2021年にはプラスチック資源循環法が成立しました。

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まちのごみで川や海が汚れてしまう?

街中でポイ捨てされたペットボトルやポリ袋などは風や雨によって海や川まで運ばれ、海の生き物が死んでしまう原因にもなっています。このまま海が汚れていくと、2050年には海の中のプラスチックの量が、魚の量よりも多くなるといわれています。大切な海を守るために、マイボトル、マイバッグを使って、プラスチックを減らしていきましょう!

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資源となるごみのゆくえ

ペットボトルやミックスペーパーなど私たちが出すごみの中には、リサイクルできるものがたくさんあり、これらは普通ごみとは違う行程で処理されます。その様子を見てみましょう。

プラスチック資源の収集

令和6年4月から川崎区で「プラスチック資源」の収集を開始し、
 令和7年度に幸区・中原区、令和8年度には全市で開始します。

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わたしたちも「産業廃棄物」を出しています

工場や会社から出るごみだと思っている「産業廃棄物」。実はみなさんも身近に出しているのを知っていますか?

コンビニや映画館、学校に置かれたごみ箱。ここに入れたプラスチックごみは産業廃棄物として処理されています。プラスチックごみは家から出すときには「普通ごみ」「プラスチック製容器包装」ですが、お店などから出されると産業廃棄物になります。しっかり分別をすることで、燃やすごみを減らし、リサイクルできる資源を増やすことができるのです。

2.エネルギー循環型ごみ収集システム

川崎市は、廃棄物発電(ごみ焼却施設でのごみ焼却により得られる蒸気による発電)を活用した「エネルギー循環型ごみ収集システム」による、EVごみ収集車(電池交換型)を日本で初めて導入しています。「エネルギー循環型ごみ収集システム」は、廃棄物発電で得られる電気を敷地内の電池ステーションへ送電して電池を充電し、EVごみ収集車に搭載してごみ収集を行うものです。

システムの特徴

  • 走行中・作業中の
    CO2やNOxの排出がない
  • 電池交換は
    約3分間で自動交換
  • 災害時の非常用電源
    としての活用

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エネルギー循環型ごみ収集システム

「エネルギー循環型ごみ収集システム」の導入から仕組みがまるごとわかる動画を見て、持続可能な未来についていっしょに考えましょう。

3.3R~リデュース・リユース・リサイクル~

川崎市では、ひとりあたり1か月に約13kgをごみとして捨てています。その中には、まだ使えるものは混ざっていないでしょうか?再生できるものはないでしょうか?

できるかぎり有効に使うように心がけるのはもちろんのこと、有効に使う方法を工夫することが大切です。そこで大事なポイントが、つぎの「3つのR 」です。

  • Reduce

    リデュース:削減する

    いらないものを買わないようにしたり、食べ残しをなくしたりすることでごみの発生量を減らします。

  • Reuse

    リユース:再利用する

    使わなくなったものを、必要な人に使ってもらいます。ビールビンを洗って再利用することは、リユースの代表的な例です。

  • Recycle

    リサイクル:再生使用する

    もう一度資源に再生して使います。そのためには、再生しやすいように分別すること、リサイクルされたものを積極的に使うことが重要です。紙や缶がリサイクルの代表的な例です。

3Rはどれも重要な取組ですが、リサイクルは、回収したものを運んだり、製品化するときに、電気や燃料などのエネルギーが必要です。

そのため、より環境にやさしい2R(リデュース・リユース)に取り組み、ごみを発生させない努力をすることが何よりも大切です。

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エシカル消費

「エシカル」とは、倫理的、道徳的という意味の英語ですが、エシカル消費とは、人や地域、社会、地球環境に配慮がなされたものやサービスを選んで消費することをいいます。

このマークがついている商品をみたことがありますか?これらの認証ラベルは、手にする商品が、エシカル視点で配慮されているかをチェックし、その結果認証された企業の商品などについています。

商品の包装を減らしたり、分解しにくい化学物質を減らしたり、リサイクルした材料からつくられている商品を選ぶ。本当に必要なものを、必要な分だけ買う。こんなふうに、環境のことを考えて買い物してみませんか?

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